クラブ活動

郁文館LIFE

2013/01/04

  • アーチェリー同好会

「弓をすべらせる」という感覚

1月4日(金)10時からの練習が本年の練習始めでした。

その中でコーチがおっしゃったことをお知らせいたします。

 

アーチェリーの得点を上げる方法の一つに、「パラドックスの最小化」というものがあります。

パラドックスとは、矢の左右への振れ幅のことです。

矢は飛んでいる時にまっすぐではなく、後ろ部分が左右に振れます。

この振れを小さくすると、矢の的中精度が高まります。

 

では、パラドックスを最小化するためにはどうすればよいか。

 

弓をすべらせる。

 

これが、一つの答えです。

弓をすべらせることで、発射時における抵抗を少なくし、結果パラドックスが小さくなります。

 

では、弓をすべらせるとは、どういうことか。

 

左手を握らない、ということです。握らないと、発射時に弓が落ちてしまいます。それを防ぐために

ボウストップを左手につけています。

 

「弓をすべらせる」という感覚を意識し、生徒の的中精度が上がりました。

 〈Before〉 3射17点  →   〈After〉 3射24点

 

【方法】

弓を押す時に、小指と薬指は添えるだけ。

中指は軽く挟む。

弓との接地面は、手のひらの「て」のふくらみの部分。

引き手を離すと同時に、押し手も離す。

 

「弓をすべらせる」という感覚は、非常に大切な感覚です。

1射1射怠らず実行しましょう。

 

1月13日の大会に向けて、7日も練習いたします。