クラブ活動
郁文館LIFE
2012/09/29
- 高校サッカー部
選手権 都大会 1回戦 郁文館 対 創価高校
9月16日 10:00(K.O) 場所:東海大菅生高校
郁文館 0-4 創価高校 (0-0、0-4)
前回行われた選手権予選都大会1回戦目の試合をお伝えします。
郁文館高校初の選手権での都大会が幕を開けた。選手たちは試合会場が遠いということもあり、前日に近く
の宿舎に一泊し、試合会場に向かった。
第一試合ということもあり芝の感触を確かめながらアップをした。最後にミーティングをし気合十分で試合が
始まった。
前半戦。
両チーム、都大会一回戦目ということもあり動きに硬さが見えた。郁文館はしっかり守りボールを奪ったら両
サイドから速い攻撃で相手のゴールを脅かした。しかし、なかなかゴールネットを揺らすことができなかった。
その後はお互いチャンスは作るものの決めきる事ができず、0-0で前半が終了した。
後半開始。
後半の立ち上がりは前半同様、しっかり相手のキーマンとなるプレーヤーに仕事をさせることなく、いい立ち上
がりが出来た。しかし後半16分、一瞬のすきを突かれ、左サイドからのクロスに相手の10番が体を投げ出すよ
うにヘディングで合わせた。失点を許してしまった。この一点で波に乗ってしまった創価高校は、郁文館が立
て直す時間を与えることなく二点目。郁文館はまたも失点を許してしまった。
追う立場となった郁文館はその後、攻撃に気持ちが行き過ぎたことにより、注意しなければならない相手のキ
ープレーヤーをフリーにさせ、さらに二失点を許してしまった。
残り時間はあとわずかだった。しかし諦めている者は誰もいなかった。必死でゴールを奪おうとがむしゃらにボ
ールを追った。しかし、無情にも試合終了のホイッスルが鳴り、高校3年生、最後の夏が終わった。
残念ながら都大会での結果は1回戦負けであったが、どんな時でも諦めることなくがむしゃらに80分間走り続
ける彼らの試合はとても感動的であった。
今回負けてしまった事で高校3年生は引退になった。彼らはこの高校サッカーを通して精神的にも肉体的にも
強くなった。もしこれからの人生のなかで大きな壁にぶち当たったとしても、高校サッカー部として辛い練習
をやり通した3年間を思い出してもらいたい。彼らなら必ず乗り越えることが出来るだろう。