クラブ活動
郁文館LIFE
2021/08/17
- 卓球部
卓球部 8月活動報告②
16日(月)VS 拓大一高【0-3で敗退】
(身長が)でかい、、、それが相手選手に対する第一印象でした。
みんな格上を意識しすぎて、やや消極的なプレーになってしまいました。
傍から見た感じでは、(技術的には)そこまでの開きは感じませんでした(相手が上なのはサーブの回転量くらいかな)。
明らかな違いは、「経験」と「予測して動く力」です。
大学入試でもいえることですが、早慶上智!東大!などと聞くと、「できない」と決めてかかって弱腰になってしまうことがありますね。
勉強もスポーツも、「どんな難解なものも、基礎に落とし込めば必ず解ける!」ということです。
ただし、慣れていなければ、経験のない(想定外な方向から来た)ものに対しては頭も体も動かず、簡単なことにも気がつけません。
仲間内であればつないでくるボールをいきなり強打してくるので、力を抜いて単に当てにいけばいいのですが、それができないわけです。
体がうまく反応できずに、カチコチになった体で後ろに下がってボールを浮かせ、とどめのスマッシュを叩き込まれてしまいます。
卓球と将棋の似ているところで、サーブを出す瞬間に、最低2,3手先は読んでおくことが得点のポイントになります。
打ってくるとわかっていれば、タイミングよくラケットを前にだすだけでカウンターブロックになる。
もちろん、練習の段階からアドバイスしてきましたが、涵養的に(時間をかけて染み込むようにして)やってこないとできないことです。
1セット目で気がついたことを2セット目で実行するのは、教科書でバク転の仕方を知って次の瞬間やってみるのと同じくらい難しいです。
大人はついつい、「言っただろ!」「練習のとき何を考えていたんだ!」という発言をしてしまいがちですが、練習試合もろくに経験せずに、いきなり緊張した場面に遭遇しているので、実はよく頑張ったんだと思います。コロナ禍で大会までに経験を積ませることは至難の業であるとはいえ、練習試合を1回くらいはできなかったのかなと自責の念に駆られました。
逆に言うと、このレベルの選手との卓球に、読みも体の反応も追いつくようになれば、伸びしろは十分にあるのだと実感できた試合でした。
選手たちも敗因を理解したのか、帰り道はまた、卓球の話で盛り上がっていました。
9月には全日本ジュニアの個人戦があります。
感染対策を十分に行って、克己心や責任感が培われ、学ぶ力が育っていくように部活動を行っていきたいと思います。
コロナ禍で世の中全体で緊張した状況が続きますが、生徒が自発的に活動する機会を極力大事にするという意味で、顧問一同頑張っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。