クラブ活動
郁文館LIFE
2023/08/24
- 卓球部
【7月・8月活動報告】卓球部
第70回 東京私立中学高等学校卓球大会
2023/8/21(月)~8/24(木)東京体育館にて開催されました。
夢合宿と重なり、残念ながら、IPクラスに属する主要メンバーの多くは参加できませんでしたが、今後の実戦経験(オープンの大会や練習試合を含む試合)の中で、緊張感をどう乗り切るかを学んでもらいたいと思います(イチロー曰く、緊張をしない方法やそらす方法はなく、緊張の中で戦っていくしかないのだと)。
結果にこだわるということは、団体戦であれば自分のためだけでなく、チームの喜びのためにもなるわけです。そこで責任感を学びます。一丸となって戦った結果大きな喜びが得られたという場面は、顧問としては私(伊藤)は、数多く見てきました。たかが、1回戦のリーグ戦のうちの1つを勝っただけで、円陣を組んで、意気高揚していたこともあります。高校生ならば、東京は千葉や埼玉と異なり、地区予選がないので、いきなり大きな大会ということになります。勝ち上がっていくのが難しいため、1回の勝利は、尚大きな喜びにつながるでしょう。
習うより慣れろ。
100教えるよりも、1回試合した方が学びは大きいです。
100個の動画を見るよりも、1人のライバルと出会った方が意識が高まります。
多球練習を1回やるよりも、1ゲーム試合してきた方が汗をかきます。
大人が一方的に指示を出して、言う事をきかせるのは非効率です。何故なら感覚が伝わるのに時間がかかるからです。下手をすると伝わらないどころか意識が下がります。試合で得られた選手本人の感触と意識を練習につなげることを大事にしたいと思います。試合当日は、写真を見せたり、コミュニケーションを取ったりしながら、ポイントを具体化しました。『ボールが上がらない(でネットに一直線)』,『どうということのない相手の打球を正確に返せない』。このあたりをどう克服しようとするか。自発的に積極的に学んでこそ、他の活動にもつながり、部活の意味が出てくるのではないかと思います。
そのために、ノートに反省点を書き留めるというアウトプットを早めに行うようアドバイスをしました(強制ではありません)。書けと言われて単に書くだけで終わるのか、書きながら心に刻んで次の練習につなげるのかが、成長の分かれ道でしょう。選手の自発的、積極的な動き、生徒主体の活動このあたりを意識して、人として成長できる部活動にしていきたいと思います。顧問本人は、流山アストロズに所属しております。口だけでなく、実績で背中を見せていきたいと思います。
部活動について何かご意見があれば忌憚なくお寄せください。
郁文館グローバル高校,卓球部顧問 伊藤 嘉郎