理事長・校長ブログ

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2011/02/25

  • 理事長・校長

ニュージーランド・クライストチャーチでの震災について

今月22日に発生しましたニュージーランドのクライストチャーチでの地震につきましては、全く予断を許さぬ状況が続いており、本学園におきましても、現在留学中の子どもたち、および現地の状況に関する出来る限りの情報収集を継続するよう指示しております。

 

本当に幸いなことに、地震発生当日の内に、本学園から現地に留学している生徒、計22名の無事が確認されましたが、一方で、残念ながら多くの方々が今回の震災でお亡くなりになられたことに、深く心を痛めております。

 

一昨年、本学園を訪問してくださったジョン・キー首相をはじめ、日頃お世話になっているニュージーランドの方々のことを思いますと、私達はとても他人事とは到底思えません。

 

現在も必死の救出作業が続いているとのこと、一人でも多くの方々の命が助かりますよう、祈り続けています。

 

 

現地の郁文の子どもたちも、周囲の方々とともに、必死に頑張って生活しています。

 

「ホストファミリーや困っている方々のためにできることは何でもしたい」「電気・水道は依然回復していないけど、今のホストと一緒にこの困難を乗り越えていきたい」など、親元を離れ、早くもたくましさを見せ始めていることを、心強く思います。

 

人生とは、常に誰かに支えられ、そして支えていくものです。

 

今回のことは、彼らにとって本当に大変なことではありますが、他人の痛みや悲しみを自分ごととしてとらえ、経験の中から多くのことを学び取ってくれると信じています。

 

残る留学期間を有意義に過ごすことが、日本で心配されている保護者の皆様の愛情に応える、最高の恩返しであると考え、精一杯勉強に取り組んで欲しいと思います。

 

 

最後になりますが、改めて今回亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた全ての方々の生活が、一日も早く旧に復することができますようお祈り申し上げます。

 

 

平成23年2月25日

理事長  渡邉 美樹