理事長・校長ブログ

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2013/01/12

  • 理事長・校長

NDMHSの開校

開校準備を進めてきたバングラデシュの姉妹校ですが、

1月5日、無事開校することができました。

 

学校の名は、Narayankul Dream Model High School  (NDMHS)

Founded and managed by BDP , School Aid Japan,Ikubunkan

といいます。

 

 

首都のダッカから車で40分ほどのナラヤンクルという村に、

現地NGOのBDPという教育支援団体をカウンターパートナーとし、

渡邉理事長が代表理事を務める公益財団法人SAJ(スクールエイドジャパン)とともに中高の一貫校を作り、運営していきます。

 

 

1年前に建設を決め、昨年9月からは本校の教職員3名が常駐して、

準備を進めてきました。

 

この間、子どもたちへの授業の準備のみならず、現地採用の教員の皆さんに本校の夢教育を理解してもらう理念研修を重ねてきました。

今後は付属するBDP小学校の教員へも研修を実施していきます。

 

つまり、この夢教育のモデル校における教員育成事業を通じて、

バングラデシュに夢教育を広げていく拠点となる学校なのです。

 

まずは仮校舎で中学1年生(日本の年齢では小学校6年生)への授業を開始し、今年1年間をかけて新校舎の建設を進め、年次進行とともに最終的には1,500名規模の学校が出来上がります。

 

 

 

仮校舎の教室には、郁文館と同様に“七つの約束”(英語版)が掲示されています。

今回は仮校舎の前庭で現地の方1,000名近くが出席された開校式を行うとともに、新校舎建設予定地でイスラム式の鍬入れ儀式を行いました。

 

 

 

開校式では日本大使館の公司、JICAの幹部、現地選出の大物国会議員などの来客から次々と祝辞を頂戴しました。

バングラではこうした挨拶は長ければ長いほど価値があると喜ばれるようで、開校式は、結局延々と3時間半近く続きました。

 

 

 

 

 

式の最後に、入学者たちが校歌“君の夢がかないますように(ベンガル語版)”を歌ってくれました。

 

 

開校式の翌日、午前中の約4時間をかけて

郁文館の理念を8人の現地採用バングラデシュ人教員に伝えるための、

渡邉理事長による「理念研修」が行われました。

 

 

丁寧に言葉を選び、教員たちの意見も聞きながら

 「この学校は子供たちの幸せのためだけにある」という理念の意味と

 「子供たちに夢を持たせ、夢を追わせ、夢を叶えさせる」という教育目的についてじっくりと話しかけ、お互いの理解を深めていきました。

 

 

 

 

貧しい自分の生活を後回しにしてでも、「子供たちの幸せを優先する」という価値観を持ち、「子供たちの幸せを自分の幸せと感じる」ことができる仲間になってもらいたい、理事長がそんな思いで語りかけます。

 

最後には真剣なまなざしの参加者全員から

「良く理解できました。是非、一緒にやらせてください」と申し出があり、理念研修は終了しました。

 

 

2013年の郁文館は、まずナラヤンクル校の開校からスタートしました。

帰国翌日、1/8の3学期始業式で早速この様子を生徒たちに話し、

姉妹校設立の目的と意義を改めて伝えました。

 

今後、ナラヤンクル校の様子の紹介、生徒交流、教員間交流などを通じて、本校の夢教育の3本柱の一つである「グローバル力の向上」に

活かしていきたいと思います。

 

 

校長

宮崎 宏