レポート

REPORT

2024/03/07

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【夢達人ライヴ】ダイバーシティの達人 プレジデントウーマン編集長による講演

各業界の第一線で活躍する“夢を実現した達人”から仕事や人生観について学ぶ「夢達人ライヴ」が行われました。

SDGs教育日本一を掲げる郁文館。今回は「ダイバーシティの達人」と称して、プレジデント社の木下さんをお招きし、SDGs「5.ジェンダー平等を実現しよう」に関わるテーマで、ご講演いただきました。
木下さんは、プレジデントウーマンの編集長をされており、日本におけるダイバーシティの現状について非常に詳しい方です。

日本は、ジェンダー平等についてはまだまだ発展途上段階にあり、世界のスピードに追いついていないと力強く生徒へ訴えました。実際に、ジェンダーギャップ指数146か国中125位に位置付けられるなど、国際評価にも明確に表れています。

これからの超少子高齢社会における働き手不足のなか、女性男性に関わらず働ける世代が活躍できなければ日本経済にとって大きな打撃があるといいます。

「会社の方向性を決めるような役職の人が男性で固められていることが多い」

日本のジェンダー平等がなかなか達成できない要因の1つとして、ある日系企業の組織体制により苦い思いをされた実体験を基にお話しいただきました。
“働く女性”をターゲットにした商品を企画・提案したところ、決定権のある男性職員から「売れるわけがない」と固定観念だけで反対されたことがあったとお話されました。しかし、実際にその商品を製作・販売したところ、とぶように売れたそうです。

女性が求めるものに対して、商品の決定権等を持つ方々が男性で占められていることで起きた事例だといいます。

また、木下さんにはダイバーシティの必要性だけではなく、夢に向かって努力することの意義についてもお話しいただきました。

「夢に向かう道のりは単純な直線ではなく、予期せぬ失敗や挫折がある曲線で描けるもの」
「好きなことって最初は見つからなくて当たり前。でも何か動き続けることが大事。動いてダメでも、やってみたからこそはじめてわかるものがある。」

生徒たちも木下さんから贈られたメッセージが印象的に残ったようです。
質疑応答の時間では生徒たちから次々と質問が上がり、木下様からも「鋭い質問が多く出て、将来性を感じた」というありがたいお言葉をいただきました。

ジェンダー平等という大きなテーマだけでなく、夢達人ならではの夢に向けての極意などを教えていただき、生徒たちにとって大きな学びになりました。
この学びを活かし、将来、人生の主人公として活躍してほしいと思います。