レポート

REPORT

2024/06/18

  • 郁文館中学校
  • SDGs教育

「命」を体感する中学2年生修学旅行 in 北海道

中学2年生は、「“命のつながり”を第一次産業と人とのつながりを通して、体感する」をテーマに、Ⅰ期:5月27日(月)~30日(木)、Ⅱ期:5月28日(火)~31日(金)に分かれて、北海道へ修学旅行に行きました。酪農体験や漁業体験、食品加工などの6次産業を体験することで、普段食卓で目にする食べ物すべてに「命」があることや、食卓に並ぶまでに様々な人が携わっていることを学びます。

1日目は、美幌峠牧場、渡辺体験牧場で、循環型農業や放牧型酪農について学びました。
大自然の中で、優雅に過ごしている牛たちを見学し、放牧型酪農の特徴を体験しました。また、乳しぼりの体験をすることで普段私たちが口にする牛乳がどのように採れるかを実際に知ることができました。

2日目は、カレイさばき体験、野付半島の散策を行いました。カレイさばきでは、1人ひとりが生きたカレイをさばくことで、修学旅行のテーマである「命をいただくこと」を実感することができました。また、野付半島では日本でも珍しい地形と、そこに住む動植物たちに感嘆の声がもれました。

3日目は、羅臼にて北方領土元島民の方の講話を聞き、その後、知床の自然を学びました。
北方領土元島民の方の声は貴重で、生徒たちは真剣にメモを取る姿がありました。質疑応答では多くの手が挙がるなど、積極的に学べました。

4日目は、知床五湖、オホーツク流氷館をめぐりました。
知床五湖では、広大な湿地を散策することで自然を感じ、その素晴らしい景色に感動することができました。また、オホーツク流氷館では冬の北海道の寒さを体験することで、寒い地域での暮らしの様子などを学びました。

めったに経験のできない4日間の貴重なプログラムを通し、生徒たちは「命」について深く考えることができました。
修学旅行で得た経験を、帰京後の実生活にも活かしてほしいと思います。