レポート

REPORT

2024/09/27

  • 郁文館高等学校
  • 高校生社長講座~起業塾~

【郁秋祭】「起業体験プログラム “投資家会議”」が行われました

郁文館の文化祭 “郁秋祭” では、毎年郁文館高校の1年生が模擬店を運営する「起業体験プログラム」を行います。
今年も「カレー」「チュロス」「焼きそば」などの飲食店から「脱出ゲーム」「フラワーワークショップ」などの体験型店舗まで幅広いジャンルでの出店が決定しました。

郁文館の模擬店は、当日販売して完結する一般的な文化祭の屋台とは異なり、生徒が株式会社の「社長」として数名の「社員(経理や広報などの役割を持つ)」と共に模擬店の出店を行います。
郁秋祭での出店・運営にとどまらず、自ら企業理念や経営戦略を練るところから始まり、ビジネスモデル・収益構造の立案や、VC(ベンチャーキャピタリスト)からの資金集めを行います。また郁秋祭終了後には、決算書類作成や株主総会での報告など一貫して執り行います。
まさに、本格的な “起業” を体験できる郁文館高校独自のプログラムです。

今回は、9月上旬に開催したVCから資金集めを行う会議 “投資家会議”の様子をご紹介いたします。

投資家会議とは、生徒が扮する各企業の社長・社員が、VCである在校生の保護者の方々に向け、店舗の売上目標や事業計画書などをプレゼンテーションして資金を調達する重要な会議です。必要な運営資金を募るため、例年どの企業も熱のこもったプレゼンを繰り広げます。

また、利益が出た場合は、保護者VCへのリターンもあるため、時には笑いが起こりながらも、保護者の皆様も真剣な表情で各企業のプレゼンを見守ります。

今年は、14企業が投資家会議に出席しました。どの企業も自社の製品にかける熱い思いや販売戦略を保護者VCへ訴え、損益分岐点を基に計算した売上目標を説明しました。

保護者VCからは「リピートで購入してもらえるような工夫はありますか?」「小さい子どもでも食べれますか?」などといったたくさんの質問が各企業へ寄せられました。それに対し、社長らが真摯に対応する姿が輝いていて、とても頼もしいものでした。全企業のプレゼンテーション終了後、保護者VCが出資したい企業の番号札を挙げ、希望企業の株を購入しました。生徒・教職員だけでなく保護者も一緒に盛り上げるのが郁文館の文化祭です。

生徒は、起業体験プログラムで運営する模擬店を通し、「企画→仕入れ→接客→会計→決算報告」までの全てのプロセスを身をもって体感します。社会の中で企業が果たす役割や責任について知るとともに、将来自分が社会に出たときに必ず必要となる知識や姿勢を学ぶことを

擬似的な会社ですが、会社設立のプロセス全てを体験することで、社会の中で企業が果たす役割や責任について考える良い機会となり、将来自分が社会に出る際にも必ず必要となる知識や姿勢を学ぶことを目指しています。

生徒たちが「絶対全員主人公」で作り上げる郁秋祭にぜひお越しください。

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