今回は、郁文館が運営するバングラデシュ姉妹校NDMSC（ナラヤンクルドリームモデルスクールアンドカレッジ）の活動報告レポートです。

郁文館では、毎年各業界の第一線で活躍する“夢を実現した達人”から仕事や人生観について学ぶ「夢達人ライヴ」が行われます。宇宙飛行士やプロ野球監督、弁護士など様々な職業の方から直接講義を受けることができるため、生徒にも大人気のイベントです。

実はNDMSCでも同じ目的の下、夢達人ライヴが実施されています。今回は、NDMSCで開催された夢達人ライヴの様子をお届けします。

今回お呼びした達人は物理学の教授でもあり、作家としても活動するムハンマド・ジャファル・イクバル氏です。

日本では知る人は少ないですが、Facebookでは202万人のフォロワーを持つ有名人です。
イクバル氏は、ワシントン大学で博士号を取得後、カルフォルニア工科大学で研究員として従事。母国のバングラデシュに戻った後は、有名大学で大学教授を務め、バングラデシュの教育を発展させるために教科書の出版などを行いました。

一見、順風満帆と思われる彼の人生ですが、バングラデシュ独立戦争でお父様を亡くされた経験があります。しかしながら、そんな不幸にも負けずにバングラデシュで懸命に勉強し、海外の学校に合格されました。

今回の夢達人ライブでは、たくさんの逆境を乗り越えてきたイクバル氏から「目標達成術」や「逆境を乗り越える方法」を伺いました。

生徒たちからは、
「イクバルさんの教えてくれたことは学校で学んでいる “夢教育” と同じような内容が多く、普段している努力が自信に変わった」
「一生会えないと思っていた人物から夢について教えてもらうことができて嬉しかった」
「私も苦しい時がありますが、イクバルさんはそれ以上に苦しい想いをしていて、もっと頑張ろうと思った」
などの感想が集まり、イクバル氏の夢への思いが生徒の心に響いた夢達人ライヴになりました。

またイベント終了後、イクバル氏に学校を案内するため、校内見学をすると「夢を叶えるための環境が揃った素晴らしい学校だ！」と至る箇所でお褒めの言葉をいただきました。

NDMSCの先生方が県の代表の先生に選ばれたり、他校が取り組む学習指導方法を学ぼうと積極的に他校訪問を実施するなど、 バングラデシュのモデル校になることを目指し、日々努力を重ねています。

少しずつその努力が実ってきたのだと嬉しく思う一方、さらに努力を重ね発展していかなければならないと身が引き締まる思いでした。

今回の夢達人ライヴでは、生徒はもちろんのこと教職員も多くのことを学びました。
教職員一同、生徒の夢実現を応援するとともに、引き続きバングラデシュのモデル校を目指し精進していきます。