レポート

REPORT

2016/02/10

  • 郁文館グローバル高等学校
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グローバル高校2年生 理事長講座

118日、グローバル高校2年生を対象とした理事長講座が行われました。

テーマは「国際人として必要なこと」でした。

 

理事長からは、政治家としてアジア各国の要人と会見してきた話を皮切りに、世界各地での見聞が語られ、日本企業が外国でビジネスする際の困難や、途上国の実情など、新聞やニュースでは知ることができない世界の実態について知見を深めることができました。

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留学を終えたばかりの生徒達からは、積極的に質問が飛び出しました。生徒それぞれの学びや気付きに対して、理事長の豊富な経験と重ね合わせた回答・アドバイスをいただきました。

理事長からの「国際人になる前に日本人であることに自信をもっているか?」という問いかけには、生徒一同が深く考えさせられた様子でした。また、日本の良さや、日本人のアイデンティティについてのディスカッションも起こりました。現代の日本人の危機意識のなさを懸念する発言もあれば、改めて日本の価値に気付く生徒もいました。

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講座の最後には、理事長から、政治に無関心な若者が多い現状と、選挙権が18歳まで引き下げられたことの意味合いについて話しがありました。

以下は生徒からのコメントの抜粋です。

 

○日本という国や日本人の特長について、他生徒や理事長の意見を交わすことができ、新たな視点を持つことができました。外国を肌で感じ、苦労してきた者にしかわからない、一般的な高校生では知り得ない貴重な情報を得ることもでき、本当に良い機会となりました。


○「自分が何のために生まれてきたのか」ということを考えさせられました。人生にとって大きなテーマとなることを教えていただいた気がします。私も将来、理事長のように国際的な視点を持ちつつ、地方を改革していける政治家を目指したいと思います。

 

○話しを聞いている中で、宗教について疑問を持った。イスラムとキリスト教との対立と、宗教差別について、報道内容と現地の実情に乖離があるのはなぜだろうか。また、私の知るスポーツ界では、共存が可能と示す事例がいくつもある。将来はこの点について、大学で研究していきたい。

 

○「最後に決断するのは自分」という理事長の言葉に勇気づけられました。私は将来は官僚を目指していますが、親に反対されています。講演を聴き、進路とは、自分が周囲の大人を説得できる材料をどれだけ勝ち取れるかにかかっている、ということを学びました。今から真剣に進路へ挑みます。