レポート

REPORT

2016/02/19

  • 郁文館グローバル高等学校
  • 夢教育推進部
  • 入試広報室

グローバル高校1年生 理事長講座

1月中旬、留学を目前に控えたグローバル高校1年生に対する理事長講座が行われました。テーマは「留学への心構え」です。ニュージーランド・カナダおける行動指針とすべき内容のお話がありました。

 

留学には実際に渡航する生徒以外にも保護者の皆様、現地にてサポートをして下さる方々、留学の歴史を築いてきた先輩達、未来に入学をする後輩達が存在します。多くの人たちの関わりや支援があって初めて成り立つのです。「留学は自分のものであって、自分のものではない」ということを強く意識して留学へ向かうように、一人ひとりが心に刻んだ講座となりました。

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質疑応答はここぞとばかりに挙手が続きました。「どのような人材が社会に求められているのか」といったビジネスの話題から「人はなぜいがみ合うのか」といった哲学的な話題に至るまで、多岐に渡るやりとりを通じて生徒の知的好奇心が高まり、「いざ留学!!」の心構えが一層強くなりました。

 

入学以来、主体的に授業に参加することを目指してきた生徒達。そう願えど実践に結びつかなかった生徒もいます。しかし、奮起して質問することに挑んだ生徒が多く、思い描いていた理想が具体的な小さな行動として発揮された時間となりました。理想を現実に変える挑戦。留学のスタートラインは実際に現地に渡ってからですが、大いなる期待を寄せるに十分な集中と行動がみなぎる理事長講座でした。

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以下は生徒からのコメントの抜粋です。

 

○「英語は道具であり、留学の目的ではない。目的は人間性を高めることだ」というお話がありました。ただ単に英語を話せるようになりたいから留学するという目標では、物足りないと感じました。今回の留学は私にとって最高のチャンスであり、周りから「変わったね、成長したね」と思われる人になりたいと思いました。全力で留学に挑みます。

 

○理事長は「人にはやらなければならない時がある」とおしゃっていました。この言葉は私の心打ちました。私には怠けてしまう癖があり、今までも頑張りきれなかったという反省がありました。この言葉を聞いて改めて、グローバル高校に入学してきた意味を思い出しました。留学の孤独の中で、この思いを忘れずに、自分に打ち勝ったとき初めて真の自立ができると信じています。

 

○本日の講座では、なぜ私達が留学ができるのか、どれだけ周囲に支えられているか、考えさせられました。今まで、当たり前のことだと思い、深く考えなかったが、絶対自分ならできるという謎の自信がありました。今日の講座では、留学前に気を引き締める良い機会となりました。

 

○私は正直、留学に行くのが「楽しみ」というより「不安」の気持ちの方が大きいです。留学では、一人で物事を考え、判断し、行動しなければなりません。なぜ、孤独を味わってでも留学をしなければならないのか、出発日が近づくにつれて、自分の決意への疑問は大きくなっていきました。ですが、今回の理事長の「孤独が人を成長させる」という言葉を聞いて、疑問はなくなりました。留学という簡単にはつかむことができないチャンスを、1秒たりとも無駄にしないように、孤独を乗り越え、大きく成長して帰って来たいと思います。