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2024/11/21

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【東大研究室に潜入!】本気で東大合格を目指す東大クラブが特別に東大研究室を見学させていただきました

本校には、東京大学合格を本気で目指す部活動「東大クラブ」があります。2023年に新たに誕生した部活で、中学生から高校生まで幅広い学年の生徒が加入しています。東大クラブの入会には一定の成績基準が設けられているため、今回のようなスペシャルイベントに参加するために、生徒たちは日々勉強に励んでいます。

今回は、東大クラブの高1~2年部員の中で医療系学部への進学を希望している生徒19名が、東京大学大学院薬学系研究科基礎有機化学教室を訪問しました。本校卒業生である東京大学大学院2年の石田さんが在籍している研究室で、今回特別に研究室の内山真伸教授が郁文館の生徒へ講演会を開いてくださりました。

基礎有機化学教室では、有機化合物の設計・合成、反応機構の解明、新規反応の開発などを研究しています。言い換えれば、「物質(もの)の作り方」や「どうしてその物質ができるのか」を研究しており、薬学の視点から新薬の開発や生物活性物質の合成にも取り組んでいる研究室です。例えば、料理で「新しい調味料」を発明するように、今までにない化学の方法や未来の薬の開発を行っています。医療系学部への進学を志す生徒が多数参加していたため、生徒たちは「最先端の研究現場を覗くことができる!」と、貴重な機会に胸をときめかせながら参加しました。

「研究とは鋭い推理である」
内山教授は、これまで培ってきた知識を結集し、広い視野と多様な見方で物事を推察していくことが研究であり、だからこそ、日々の生活の中にある学びや取り組みの多くが、これからの研究に生かされるのだと仰りました。
また、あきらめないことの大切さも生徒たちへ伝えてくださりました。「“しぶとさ”こそ才能。知識や技術は後からついてくる。優れた能力は、正しい練習を継続していけば、誰しも身につけることができる。」という教授の力強い言葉を聞き、生徒たちも自信と希望を持つことができたはずです。

 

講演会終了後には、座談会形式で、石田さんと同じ研究室で研究する大学院生の方々からお話を伺いました。
座談会では、東大についての情報だけではなく、高校生の時の学習の話なども聞くことができました。
初めは緊張していた生徒たちも、徐々に目の前の現役東大院生への興味・関心が溢れ、積極的に質問する様子が見られました。

また、実際に研究室にも案内いただきました。
東大大学院だからこそ目にすることができる様々な実験器具や設備はもちろん、研究に真剣に向き合う大学院生の様子も知ることができ、生徒たちには大きな刺激になったことでしょう。

見学会が終わった後の生徒たちからは、「勉強へのモチベーションが高まった」「もっと頑張らなきゃという気持ちになった」「東大を目指したいという想いが強まった」といった声が上がりました。
今回の体験を糧に、東大クラブの部員たちがさらなる躍進を見せてくれることを強く願います。

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