レポート
REPORT
2016/07/21
- 郁文館中学校
- 学校教育相談室
- 入試広報室
中学3年生 心理教育活動報告
5月~6月にかけて、中学3年生を対象にスクールカウンセラー鈴木による心理教育を行いました。第1回目は「レジリエンスとは何か」、2回目は「ネガティブ沼からの脱出方法」、3回目は「自分の“強み”を発見してレジリエンスをアップ」でした。授業の主なねらいは、困難にあっても自分で回復できる力(レジリエンス)について学ぶことです。
そのために、1回目ではネガティブな気持ちの特徴について学び、自分なりのレジリエンスの定義を考えさせる等を行いました。
2回目では、レジリエンスを高める方法の1つとして、気分転換リストを作り、気分転換の方法の一つであるリラックス呼吸法体験をする等、適切な気分転換について学びました。
3回目では、レジリエンスを向上させるために、「弱み」も「強み」も含めて自分自身を認めることが出来る「自己肯定感」を育むことをねらいとし、①「強み」のリストを見ながら、自分自身の「強み」を振り返る、②グループワークでメンバーの強みを書き出す、③グループワークでお互いの「強み」をフィードバックしあう、という流れで授業を行いました。
生徒に実施した事後アンケートでは、100%の生徒が「興味を持って授業を受けた」「授業は役に立った」と答えてくれました。
自由記述欄には、「自分も色々と落ち込むことがあったりして、中々立ち直れないことがあるけど、レジリエンスを生かしていきたい」「様々な気分転換の方法があり、自分が知らないことも多くあり、試してみたいと思った。今後の生活でも少しずつ活用していきたい」「自分は今まで弱みしかないと思っていたし、そもそもあまり自分の強みや弱みなどはあまり考えたことがなかったので、この授業をやって自分の強みがわかった」といった意見が得られました。多くの生徒が感想を沢山書いており、良く学んでいる様子が伺えました。