レポート
REPORT
2016/11/25
- 郁文館高等学校
- 夢教育推進部
- 生徒指導部
- 入試広報室
高校1年生 理事長講座 「夢達成のための進路選択」
11月上旬に高校1年を対象とした理事長講座を開講しました。2学期も折り返し地点を越え、高校1年生は、来年度の文系・理系を選択していく時期になります。文理選択は、受験の学部選択や将来の職業選択にも関係してくる重要な選択になります。その重要な選択を行うに当たって、意識すべき大事なことはどのようなことなのか、理事長先生にご講義頂きました。
理事長先生はまず、これからの20年間で社会がどのように変化していくのかについて説明されました。現在ある仕事のうち、その半分がロボットやAIに置き換わっていくという現実、その中で必要とされる人材とは、ロボットやAIには任せられない仕事(人間にしかできない仕事)をやれる人材であることだとお話しになりました。そのような人材とは、問題発見・解決力のある人、創造力のある人、思いやりのある人だとしたうえで、そして、そのような力を身に付けるにはどうすべきか、何を意識して進路選択すべきかということをお話しになりました。
問題発見できるためには自分の中に「あるべき姿」を持つこと、一流になるためには「好きなこと、得意なこと」に努力を重ねること、他人の気持ちを共有できる人になることなど、学校生活の中で意識すべき多くのことをお話しになり、生徒達はそれらのことをしっかりと手帳に書き留めていました。
講座の最後には、質疑応答の時間がありました。生徒からは、「夢に向けて努力しているが、どうしても怠けてしまうことがある。理事長先生はそんなことは無いのか」、「夢はあるが、実際にそれを職業として生活していけるのか不安になる」、「どうしたらハングリーでいられるのか」といった率直な質問が次々と飛び出し、理事長先生は一つ一つの質問に丁寧に答えて下さいました。
この講座を通して生徒たちは、自分の進路選択について改めて真剣に考え、意識すべき多くのことに気付くことができたと思います。将来のことを考えて真剣に進路選択し、充実した高校生活につなげてくれることと思います。
最後に生徒の感想を簡単に紹介します。
・自分にしかできない仕事とは何か?それを探すという明確な目標を持って今学期を過ごしていきたいと思います。
・「好きなことを仕事にしようとする人は少ない」というお話があり、確かに好きなことを仕事にするのは難しいのかもしれないが、もっと増えてほしいと感じた。同時に、自分はその少ない中に入ってやろうと思った。
・普段真剣に考えてこなかった事を深く考えるいい機会になりました。広い分野を視野に入れ頑張っていきたいです。
・自分の夢に向かって努力するだけでなく、社会の求められる人材になることがとても大事だと改めて思いました。
・私達の入試には関係ありませんが、2020年の大学入試改革で入ってくる後輩ができることはとても緊張感のあることだと思います。理事長先生のおっしゃったことを心に留めて、これからの学校生活に活かしていきたいです。