レポート
REPORT

2025/03/15
- バングラデシュ姉妹校
- SDGs教育
【バングラデシュ姉妹校】NDMSCの先生方が日本研修で郁文館を訪問!
郁文館が運営するバングラデシュ姉妹校NDMSC(ナラヤンクルドリームモデルスクールアンドカレッジ)の活動報告レポートです。
2024年末、バングラデシュ姉妹校から2名の教職員が研修のため日本を訪れました。
約10年前に始まったこの研修は、バングラデシュの教育モデル校を目指すNDMSCのさらなる発展を目指し、郁文館での夢教育を含む教育制度を学ぶことを目的としています。
NDMSCでは、毎年特に優秀な功績を残した教職員に研修の機会を提供しています。日本で培った教育技術や価値観をバングラデシュに届け、より良い教育環境作りを行うための大切な機会です。今回は、今年度の研修プログラムを紹介します。
まずは郁文館中学校・高校・グローバル高校を訪問しました。
日本の生徒や教職員と直接交流した教職員たちは、夢を追いかける生徒たちの姿に感銘を受け、自分たちの学校でも「夢」を軸にした教育をさらに充実させたいと強く思ったと話します。加えて、管理職の先生から学校運営のノウハウを学び、教育の質を高めるためのヒントを多く得ました。
次に郁文館夢学園の通信制高校であるID学園高校を訪れました。
バングラデシュには通信制高校の仕組みはありません。そのため新しい教育スタイルに初めて触れた教職員は、その柔軟性と可能性の大きさに驚いていました。生徒一人ひとりの生活に合わせた学びの提供や、オンライン教育の活用に関心を寄せ、「この柔軟で個別指導を大事にする仕組みをバングラデシュに導入できれば、多くの子どもたちが教育を受ける機会を得られる」と新しい教育に対するアプローチ方法を学ぶことができました。
その他にも様々な場所を訪問し、研修を実施しました。
・ワタミ株式会社訪問
教育だけでなく、経営における社会的責任や持続可能性について学び、教育とビジネスの両面から視野を広げる場となりました。
・浅草訪問
日本文化に触れることで、教育だけではなく日本の価値観や歴史的背景への理解を深めました。異文化交流によって、日本とバングラデシュの文化交流プログラムの実施などのアイデアをもらいました。
・JICA地球広場訪問
SDGsについて学び、教育現場でどのように取り入れるべきかを考えるきっかけとなりました。
研修を終えた教職員からは、「日本の教育システムの細やかさと効率性に感動した」「帰国後、日本で学んだことを生かして、新しい教育プランを立てたい」「バングラデシュの学校のモデル校となれるよう、この研修を活かしたい」といった感想が寄せられました。
この研修は、郁文館学園とNDMSCの絆をさらに深めるとともに、両校にとって今後どのように協力して、新しい未来を作るかを考える貴重な機会になりました。郁文館学園の「夢教育」は、日本からバングラデシュへ、そして未来の世代へと受け継いでいきます。
これからも私たちは、『夢を持ち、夢を追い、夢を叶えさせる』ための教育を実現するための教育を探究し、世界にその価値を広げていきます。
バングラデシュ姉妹校NDMSC担当者