レポート

REPORT

2017/05/28

  • 郁文館中学校
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中学2年生 第1回心理教育 活動報告

中学2年生に実施した、今年度第1回目の心理教育について報告します。第1回目は4月中旬に、スクールカウンセラー鈴木・中根が行いました。

自己理解・他者理解を高めることをねらいとした心理教育の第1回目は、「気持ち(感情)と仲良くなろう」というテーマでした。これは、「感情教育」と言われる内容の授業です。自分の感情に気づいたり言葉に出来ることが、メンタルヘルスの維持や他者とのコミュニケーションの基本となるため、感情について知り表現できることは、真の意味での「豊かな人生」には欠かせない知識でありスキルとなります。


授業の主なねらいは①自分が、ポジティブな気持ちになる時、ネガティブな気持ちになる時について、どんな時に起こるのか、そのときの感情はどのようなものかを振り返る、②自分をポジティブにするための「ポジティブ感情スイッチ」を考える、というものでした。

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生徒に実施した事後アンケートでは、99%の生徒が「興味を持って授業を受けた」「授業は役に立った」と答え、96%の生徒が「ポジティブ感情を増やしてみたい」と答えてくれました。


自由記述欄には、「改めてきちんと息抜きすることもいいことだとわかったので、これからもネガティブ感情をためないようにする」「自分の考えていない所でネガティブになっていることがあることがよくわかった」「ポジティブ感情について学んだので、これからの生活でポジティブ感情をふやしていきたいと思った」といった意見が見られました。ネガティブ感情も必要なものであると理解した上で、ポジティブ感情を増やしていこうと考えた生徒が多く見られたことがうかがえました。


自分をポジティブにするための「ポジティブスイッチ」を、実生活でも思い出して、ネガティブ感情を上手にコントロールするために活用してほしいと思います。