レポート
REPORT
2020/05/29
- 郁文館高等学校
- 郁文館グローバル高等学校
- 夢教育推進部
高校、グローバル高校3年生 オンライン理事長講座「コロナウイルスを通して世界を学ぶ」
郁文館高校3年生、グローバル高校3年生を対象とした理事長・校長講座をオンラインで開講いたしました。
最初に、「コロナウイルスを通して世界を学ぶ」をテーマとして、現在コロナウイルスによって世界で起きている様々な問題が、食料や環境、エネルギー、経済などに影響している。この影響が世界の多様なつながりによって社会を大きく変化させ、個人のライフスタイル、企業のビジネスモデルなどにも大きな影響を与えていることが説明されました。
講座の中で生徒たちは2つのVTRを視聴しました。
1つ目は、SDGsを活用・実践して成長している企業の取り組みの一例を記録したVTRです。
理事長・校長先生は、今後世界で求められている事業は、持続可能な地球づくりが主軸となる活動であり、その事業活動を通して世界を良くしていくことである。現在のコロナウイルスによる混乱がその活動を加速させていることを伝えました。
生徒たちに様々な問題に対して視野を広げ、コロナの影響を悪く捉えるだけでなく、これまでとは全く異なる変化が起こる事にも、アンテナを向けてほしいと投げかけました。
2つ目に、カンボジアとバングラデシュで教育支援をしている公益財団法人SAJの活動をVTRで紹介しました。
郁文館夢学園も支援しているSAJは、SDGsの項目に深くかかわり貢献している団体です。生徒たちは映像を通して発展途上国の貧困、教育の問題とそれに対するSAJの活動を学びました。
理事長・校長先生は、生徒たちが今後自分の進路や仕事を決めるときに、SAJ等のようにSDGsに関われるものを、一つの基準として選んでほしいと伝えていました。
最後に、質疑応答の時間がありました。生徒たちからは経済や教育、環境問題、発展途上国などについて様々な質問が出ました。理事長はそれらの質問に熱心に答えていました。
また、今年度受験を控える生徒たちへ、地域によって学習格差が生じてしまうということがあるが、そのことは変えられない事実と受け止め、その中で今自分にできることを考え行動しなくてはならないと激励のメッセージが送られました。
生徒たちは今回の講座を通して、現在の国際、国内情勢を自分の事として捉え、コロナウイルスとSDGsとを関連づけて、自分がSDGsのどの項目に関わることができるかという視点を持つことが大切であることを学びました。これからの日々の生活でこのことを忘れずに過ごしてもらいたいと思います。