レポート
REPORT
2021/07/14
- ID学園高等学校
- 夢教育推進部
【ID学園高校】落語家とめぐる江戸歴史散策と落語鑑賞 ~特別活動~
通信制高校の卒業に必要なカリキュラムである「特別活動」。
社会性や個性を伸ばし心身の成長を促すことを目的とし、
ID学園高校では、生徒が負担なく楽しく参加できるよう、
いくつかイベントを用意して、好きな項目を生徒が選んで参加しています。
前回の手ぬぐい染めを学ぶ日本文化講座に続き、2回目の特別活動となる今回は「江戸歴史散策と落語鑑賞」と題して、
落語家の「三遊亭らっ好」様にお越し頂き、江戸城を見学したり、実際に落語を鑑賞する機会を設けました。
当日は雨の中にもかかわらず予想以上の生徒が参加し、特別活動を楽しんでいました。
午前中は江戸城散策。東京本部校がある水道橋から徒歩10分程度の場所に江戸城があります。
江戸城が元々は徳川家ではなく太田道灌によって作られた建物であることや、
江戸の大火の話など三遊亭らっ好様に詳しくご説明頂きながら江戸城を見学しました。
午後はいよいよ落語鑑賞です。お話いただいたのは「つる」「牛ほめ」など4話。
そして午前中の皇居周辺散策にちなみ、江戸城を築いた太田道灌にまつわる「道灌」という落語もご披露いただきました。
落語の作りや落語の魅力などもご説明いただいたおかげで、普段落語になじみがない生徒も、大いに楽しむことができ、
教室では笑い声が止まりませんでした。
「落語は物がなくてもその人が頭で想像して楽しめるものです。身に起こった不幸な話も、想像力を使い笑いに変えることができる素敵な日本の伝統文化なんですよ。」(らっ好氏)
「皆さんよく笑ってくださり、とても話しやすかったです。相手の気持ちをおしはかれる優しい生徒さんばかりなのだと感動しました。」
とらっ好氏から嬉しい感想もいただけました。
最後は質問タイム。
「どのくらいの数のお話(ネタ)ができるのですか?」という質問に対し、
「100話準備していますよ」と回答され、生徒もびっくり!
心から好きなことがあり、覚悟を持ってその道を極めているらっ好氏の存在に、生徒も影響を受けたようです。
参加した生徒からは
「落語について知識がなかったのですがとても楽しめて、また見たいと思いました」
「たった一人で話しをしているのに、教室ごと江戸時代にタイムスリップしているかのような気持ちになり、伝統的な日本文化を肌で感じられてとても嬉しかったです」
「どの話しも魅力的で集中力がない私も虜になりました。母国語の美しさに感服しました」
などと嬉しい感想が寄せられました。
ID学園高校では、今後も生徒が特別活動により楽しく参加できるため、様々なジャンルで活躍するゲストをお招きしたり、課外活動を行ってまいります。
次回もお楽しみに!