レポート
REPORT
2012/07/14
- 進路指導部
中学3年 卒業論文
◎ 卒業論文とは?
本学園では中学での夢教育三年間の集大成として、中学三年次に全員が卒業論文を書きます。卒業論文のテーマは、「自分の夢」です。各生徒がこの時点での将来の夢に関することや、興味関心があるものについて書いていきます。
論文の枚数は原稿用紙50枚以上であり、執筆は決して簡単なものではありません。ですが、この経験を通じて生徒たちはひと回りもふた回りも大きく成長します。なぜなら、論文執筆の過程で自分の夢に関連する資料を調べたり、その夢を仕事にされている方にインタビューをしたりして、生徒一人ひとりが自分の夢を見つめ直し、自分の夢を形にあらわし、自分の夢に近づくことができるからです。
卒業論文を書き上げた後は、自らの論文の内容をまとめて、発表します。国語の授業では効果的な発表の方法と、効果的な聞きとり方や発表の評価の仕方を学習します。また、技術の授業では、パソコンのプレゼンテーションソフトを活用し、発表に用いる資料を作成します。その後、各クラスで卒業論文のプレゼンテーション大会を開き、優秀者を表彰します。
卒業論文は、郁秋祭(文化祭)で展示しますので、一般の方々にもご覧いただけます。また、郁秋祭期間中は、プレゼンテーション大会の優秀者による卒業論文発表会も行います。この発表と論文の出来具合から、学年で最も優秀なものをグランプリとして選出し、受賞者は全校生徒が集まる「郁文夢の日」での発表を行います。
◎ 卒業論文の執筆および発表により、身につけられる力
・文章構成力 ・文章表現力
・評価する力 ・発表する力
・時間管理能力 ・パワーポイントを作成する力
◎ 卒業論文の発表までの流れ
テーマ(自分の夢)の設定
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資料の収集
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文章構成の決定
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現場調査(インタビューなど)
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執筆(下書き)・表紙作成
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指導教員による添削
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執筆(清書)
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製 本
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パワーポイント作成
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プレゼンテーション大会
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郁秋祭での展示および発表
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優秀な作品は「郁文夢の日」に全校生徒・保護者の前で表彰されます。