レポート
REPORT
2011/05/14
- 夢教育推進部
◎起業体験プログラムとは
◎ 起業体験プログラムとは?
本校郁秋祭(文化祭)では、総合的な学習の取り組みとして、起業体験プログラムを行っています。高校2年生とグローバル1年生および有志団体が各店舗を「株式会社」として起業して営業活動を行っております。擬似的な会社ですが、会社設立のプロセスを体験することで、社会の仕組みを学ぶこと、さらには個々が「自分で考え、行動する力」を伸ばすことを目的としたプログラムです。このプログラムはNTVP(日本テクノロジーベンチャーパートナーズ)のご協力をいただき、6年前から本校で実施されているものです。
生徒たちは、以下のことに取り組みます。
① 起業のために必要な知識は現代社会の授業で学ぶ。
② 「理念」に基づく「経営目的」から、業種・業態を決め事業計画を練る。
③ 目的を果たすために、できる限り本物の株式会社に近い形で、起業・登記・郁秋祭の出店・株主総会を開く。
これらの取り組みでは、保護者の中から弁護士・司法書士、税理士や会計士の方々にご協力を頂いております。
◎ プログラムの流れと内容
起業体験発足会:起業体験への取り組みを始めるにあたり、NTVPの村口社長から「起業」についてレクチャーをいただきます。
また、起業体験プログラムの進行に沿って勉強していくことのできる、郁文館独自の専用ノートが配布されます。
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起業体験概要説明:起業をするにあたり、起業理念と理念を共有することの重要さについて、本校理事の西野から講演を受けます。
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ワタミ株主総会見学 :実際の株主総会を見学して、自分たちがこれから取り組む起業体験に対する意識を高めます。
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事業計画発表会:各企業が、VC(ベンチャーキャピタリスト)に投資を募るためにパワーポイントでプレゼンテーションを実施。最初の山場、緊張の場面です。
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会社設立・登記:会社名を決め、登記簿を作成。
実際に司法書士の先生に書類をチェックしていただき、ついに会社設立!
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決算説明会:販売後には決算作業が待っています。
実際に現金を扱う本プログラムにおいて、社長と会計の責任は重大です。事前学習が大切です。
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理事長講座:生徒たちに向けて、自らも起業家である渡邉理事長が「起業」に関する熱いレクチャーを行います。
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郁秋祭準備:さぁ、いよいよ店舗準備。社員全員で開店に備えます。
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郁秋祭:販売日は2日間、投資家たちに損をさせるわけにはいきません。
みんなで知恵をしぼり、汗を流して売り上げを伸ばします!
外装にも工夫を凝らします。遠くから見ても何のお店か分かりますね!!
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決算風景:販売活動が終了したら、経費と売り上げの計算を行い、損益計算書と貸借対照表を作成。
さらに公認会計士の監査も受けます。
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株主総会:株主総会を開いて決算内容を発表。税金を差し引いた利益を株主に配当します。
ありがとうございました~