レポート

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2023/09/05

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【夢達人ライヴ】アメリカンドリームを達成!ドーナツ店を経営する夢の達人による講演

 夢を実現した達人から仕事・職業観を学ぶ「夢達人ライヴ」が8月に行われました。
今回は、カンボジア出身のリアンヌ様をお招きして、ご講演いただいた内容を紹介します。

 カンボジアで生まれた彼女は、11 歳の時に成立したポルポト政権により様々な迫害を受けました。家族も散り散りになり、自身の命の危険性もあるなかで何とかアメリカへ渡り、ビジネスを立ち上げたそうです。現在は、シプリードーナツのフランチャイズ契約で10店舗を展開しており、まさにアメリカンドリームを達成した人と言えます。

 リアンヌ様が大切にしていることは2つあるそうです。
 ひとつは、「努力」です。カンボジアからアメリカに渡った際に、英語ができなかったため、相当な努力をしたそうです。当時はまだアジア系の移民に優しくない時代であったため、いじめられたこともあったとおっしゃっていました。そのような困難の中で、友人に英語を教えてもらいながら自学自習をつづけることで、英語を学んでいったそうです。また、最初の仕事を始めた際も学校に通いながらだったため、つらい仕事をこなしながら語学を学び、大変な努力をしたとのことでした。
 もうひとつは、「家族」です。リアンヌ様は、幼少期に家族がバラバラになってしまった経験から、特に家族を大事にしています。家族への感謝を忘れず、ビジネスを行うようになった現在でもご長男、ご長女と一緒に働いているそうです。

 講演後に行った質疑応答では、生徒からの「事業を展開するうえで大変だったことは何ですか」という質問に対し、朝3時から起きてドーナツの仕込みをすることが大変だったとおっしゃっていました。リアンヌ様の人生はまさに努力の連続で、郁文館が今年度から始めた「10000時間プロジェクト(※1)」に通ずるものがあります。リアンヌ様は、逆境を乗り越えることが強さの秘訣であり、「他人が何と言おうが、自分を信じコミットメントを持ち、可能性を追えば夢は叶う」という言葉を生徒たちに送ってくれました。郁文館の夢七原則(※2)でも「あきらめない」ことの重要性を教えており、生徒たちはリアンヌ様のご講演により、改めてその大切さを認識することができました。

※1 :中学3年間、高校3年間でのそれぞれ10,000時間を夢の実現のために使うべきだと考え、夢から逆算した10,000時間の使い方を明確にイメージし、計画を立て、行動に移すためのプロジェクト。
※2 :郁文館が考える夢実現に向けて必要な7つの原則。