レポート

REPORT

2013/07/27

  • 郁文館中学校
  • 学校教育相談室

スクールカウンセラーによる心理教育

 郁文館では定期的に道徳の時間を使って、本校スクールカウンセラーによる心理教育を行っています。下記は6月に行われた中学1年生、中学2年生対象の授業の様子です。

 

中学1年生には「クラスの雰囲気をあったかくするためにできることはなんだろう?」というテーマで実施しました。授業の主なねらいは、気持ちがあたたかくなる言葉かけを知り、対人関係の中で使うことにより、学校・学級の雰囲気がよくなることを理解させるというものです。そのために、①「あたたかい言葉」と「冷たい言葉」の違いを知る、②シナリオを使った具体的な場面で「あたたかい言葉」を使えるようにする、という流れで授業を進めました。

 

 

 生徒に実施した事後アンケートでは、95%の生徒が「興味を持って授業を受けた」と答え、98%の生徒が「授業は役に立った」と答え、94%の生徒が「授業で学んだことを自分でも使ってみたい」という答えが返ってきました。
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 中学2年生は「意見が対立したときの、解決方法を知ろう!」というテーマで進めました。こちらの授業の主なねらいは、①修学旅行を前に、班別行動などの活動において友達同士で意見が対立したときなどの解決方法を考える、②修学旅行に向けて,出来事に対する人の感じ方は,人それぞれだということを知る、という2点です。そのために、去年学習した「win-win」になることの大切さを再度確認し、意見の対立解決シートを用いて、修学旅行で生じると予測される具体的な場面設定を想定しながら、解決までの流れや新しい案を考える方法を伝えました。

 

 生徒に実施した事後アンケートでは、87%の生徒が「興味を持って授業を受けた」と答え、92%の生徒が「授業は役に立った」と答え、88%の生徒が「授業で学んだことを自分でも使ってみたい」と答えました。自由記述欄には、「修学旅行で実際に役立てたい」「ためになった。日常的に使いたい」といった肯定的な意見が多く記述されていました。

 今後も、引き続き学校教育相談室を中心として、各担任と打合せを重ねながら、心理教育の授業について検討・実施していきたいと思います。