レポート
REPORT
2013/08/09
- 郁文館中学校
- 夢教育推進部
中学2年生 修学旅行
中学2年生は、6月14日(金)~6月17(月)まで修学旅行として北海道(せたな町)に行ってきました。
本校の修学旅行は、ただ観光に行くのではなく、修学旅行でなければ出来ないことを仲間と体験することを意図してつくられております。
この修学旅行は、「命の大切さ・循環」をテーマとして、せたな町での産業体験を行います。農業、漁業、畜産業の現場を、見学して、体験して、感じるのが狙いです。
せたな町と本校で、ゼロから作り上げてきたプログラムを紹介します。
「鶏の屠殺」
班で一羽の鶏を屠殺し、最後にはその鶏を食べます。元々生きていた命をいただいて私たちが生きているということ、本当の意味での『いただきます』を自ら感じ取りました。
「搾乳体験」「チーズ・バター作り体験」
搾乳の様子を見学し、絞りたての牛乳と市販の牛乳の飲み比べを行いました。搾りたての牛乳の味を感じることができました。また、牛や鶏から出る糞や尿から、有機農業で使うための堆肥を作る過程を見学しました。
さらに、加工食品として、チーズ・バターを作り、保護者の方へのお土産としました。
「漁業」
獲れたてのホタテやウニをその場で食べました。ホタテは、まず外の殻をきれいにして食べました。一人1匹ホッケを開き、乾燥させました。干したホッケは、帰京後チーズやバター一緒に学校に届けられます。自分の作ったホッケの開きを家に持ち帰り、家族と一緒に食べるという、ご家庭を巻き込んだ体験です。
「農業」
有機野菜に使われる畑を耕し、土のやわらかさが重要だということ知ることが出来ました。
北海道の広い青空のもとで、農作業に汗を流しました。
「早朝の市場見学」
集合時間は朝の5時、函館の市場に行き、競りや市場の様子を見学しました。
終了後の生徒たちの感想では、「私たちが命をもらって生きていることが分かった」というものが最も多く、楽しい修学旅行の中で、命に関する学びをしています。この修学旅行が生徒たちにとって、生命の大切さに気付く経験となったと思います。