レポート
REPORT
2013/10/23
- 郁文館グローバル高等学校
- 夢教育推進部
グローバル高校1年・3年 夢合宿報告
9月15日~9月25日まで長野県にある本学園の研修施設「志高館」へ夢合宿に行ってきました。グローバル高校としては2回目の1年、3年合同の合宿です。昨年度は3年生が40名、1年生が90名の規模でしたが、今年は最大の1・3年生90名ずつの180人体制で挑みました。
グローバル高校の夢合宿では「自立」をテーマとして、教員がプログラム運営を引っ張るのではなく、生徒主体で創り上げる合宿を目指しています。
そこで活躍するのは、郁文館ではおなじみのブロック別ハウス※を作り、クラスリーダーではなくそれぞれ6団体のハウスリーダーによって運営するという取り組みです。1・3年生合同の縦割りのハウスグループをつくり、各リーダーが行事や生活面等の取りまとめを行いました。
※体育祭で採用している団分けで、自宅の所在地別で団をつくります
1年生はこの合宿を来年の1年間留学に向けての「プレ留学」と位置付けているため、私生活の面で部屋の整理整頓や食事の準備、毎日の掃除、時間通りの行動、そのための段取りなどを自分自身で考えることの大切さも学びます。また、留学も夢合宿も経験してきた3年生と一緒に生活を共にすることで、多くの気付きも得ることが出来ます。
3年生は1年生のお手本として常に模範となっていなければならない存在として気を引き締め、後輩への指導と周りへの気配りなど、各々がリーダーとしての意識を高めることが出来ます。
合宿のプログラムは1年生はまずはイングリッシュキャンプが5日間、その後、日本文化講座、登山、TOEFL-Juniorの受検などがあります。
1年生 イングリッシュキャンプの様子
3年生は受験生ということで、プログラムの内容は1年生と大きく異なり、各教科の講習、小論文対策、論文指導、面接練習などが中心となります。普段とは異なる環境の中で集中して勉学をすることが出来たと思います。
3年生 講習の様子
合宿の中ではもちろん1・3年生合同で行う行事もあります。その中でもメインは野外調理とスポーツ大会です。
野外調理では、クラスも男女も学年も敢えてバラバラな班を作り、普段あまり話したことのない先輩や同級生と一致団結して、火起こしから、調理、魚釣り、野菜の収穫など様々なミッションを班全員でクリアしていきます。
今回のメニューはニジマス、BBQ、飯盒炊爨でした。ニジマスの焼き方なども生徒たちに任せましたが、どの班も美味しそうに出来ていました。
スポーツ大会はバレーボール、バスケットボール、サッカーなどをクラス対抗で行い、大盛り上がりでした。そして最後にはハウス対抗のリレーも行いました。雰囲気も良く全体が一丸となって応援や歓声を送っており、とても良いスポーツ大会でした。
その他にも星空観賞会(中秋の名月も志高館自慢の天文台から見ました!また、急遽上新粉を購入し、お月見のお団子をつくり、全員でいただきました。)や古澤校長先生(バングラデシュの姉妹校NDMHSの校長先生)とのスカイプ講話など内容が盛り沢山な合宿でした。
今回の合宿で、1年生は「留学へむけて」、3年生は「将来に」という観点で個々に未来を考えられた合宿になったと思います。夢合宿は、生活指導など厳しい面も多々ありますが、生徒の主体性、自主性に委ねる部分も多くあり、「自由」と「責任」を高い次元で両立できたときのみ感じられる喜び・充実感を各生徒が感じることができたのではないかと思います。