レポート

REPORT

2014/02/05

  • 郁文館グローバル高等学校
  • 学校教育相談室

グローバル高校1年生 レジリエンス心理教育活動報告

1224日、122627日の冬期講習(グローバル高校1年生特別授業)期間に、スクールカウンセラーからグローバル高校1年生に向けて、「レジリエンスを更に高める~ネガティブスパイラルのメカニズムを解明しちゃおう~」「レジリエンスを更に高める~ネガティブスパイラルのメカニズムに挑戦しよう~」というテーマで計2回の授業を行いました。これは、7月に実施した、同じくレジリエンスの心理教育の第3回目と4回目にあたります。

 

この授業では、物事をネガティブに捉えるとネガティブな感情が生み出される、という「ネガティブスパイラル」についてレクチャーし、そこに陥らないよう、自分の考え方のくせを見つける練習を行いました。はじめは自分の捉え方のくせを見つけることが難しかった生徒もいましたが、段々見つけられるようになりました。さらに、自分自身の捉え方のくせを再訓練・再検討できるようになることをめざし、ロールプレイを用いたワークを行いました。

 

 

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 カウンセラーからの授業、ロールプレイ共に、生徒たちは熱心に取り組んでいました。

 

 生徒たちからは授業後、「これまでの自分を振り返ってみると、無意識にネガティブスパイラルが起きていたと思った」「ネガティブ感情は一つではなく、いろいろなタイプがあることがわかった」「ネガティブな感情を持つことが多い自分にとって、今回の授業は留学に行っても非常に役立つことが多くて良かった。自分のくせを知ることで、今後の対処方法を変えることができるとわかった。」などの感想があがりました。

 

 授業後のアンケートでは、いずれの授業でも95%以上の生徒が「興味を持って授業を受けた」「授業は役に立った」「授業内容は理解できた」と答え、2回の授業を終えて100%の生徒が「自分の捉え方のくせに挑戦できた」と答えました。

 

スクールカウンセラー 鈴木水季