レポート
REPORT
2014/02/11
- 郁文館高等学校
- 郁文館グローバル高等学校
- 夢教育推進部
高校・グローバル高校3年生 理事長講座
3学期の始業式後、高校・グローバル高校3年生対象に高校生活最後の理事長講座が開かれました。進路が確定した生徒たち、これから受験に臨む生徒たちに向けて、理事長は以下の力強いメッセージを贈りました。
講座の冒頭部分では
「勉強も教養も大切だ。でも勉強から得られるものとは、学習したことを全て忘れても尚、残っているもの。礼儀や他者を思いやる気持ちなどがそれにあたるのだと、私は最近改めて感じている。」というメッセージを最近の出来事を題材に生徒たちに伝え、その後話は本題へと移っていきました。
・「自分で考え、判断できる人になりなさい。」
状況に左右されたり、与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、物事を自分の頭で考えられる人間になってほしい。そのためには思考の三原則を実践すると良い。
② 多面的に考える。
③ 短期ではなく、長期で考える。
・「人に語れる大学時代を過ごせ。」
高3の時のスタンス、考え方がその後の私を支えている。私の場合は、何の社長になるかを明確にするために大学に行くことを決めた。アルバイトで貯めた100万円で世界1周をし、外食をやろうと思い、実際に卒業して2年後に起業した。君たちも是非、自由な時間を思い切りやりたいことに注いでほしい。そして、素敵な社会人になるためにしっかりと勉強してほしい。
・「時に手段が目的に変わることもあっていい。」
例えば大学で経験を積むことが目的であり、受験はそのための手段だ。しかし、受験直前の今はそんなことを考えなくてもいい。ひたすら合格をするために勉強しよう。
講座後の質問コーナーでは生徒から数多くの質問が寄せられました。その中からいくつかご紹介致します。
生徒A
「研究したいことがあるのですが、それが仕事になるかどうかわからなくて不安です。」
理事長
「仕事になるかどうかは気にしなくていい。やりたいことを思いっきりやってみなさい。18歳の君が仕事になるかどうかを判断して、やりたいことをやらないなんてもったいない。」
生徒B
「逆境のときにどう頑張ってきたんですか。」
理事長
「とにかくあきらめないこと。方法は無限大だと言い聞かせてきた。ダメだと思うのはそのときの自分に解決できる方法が浮かばないからだ。だから、あきらめずに常に新しい方法を考えていた。その経験から自分の心が物事を終わらせるのだという結論に至った。」
生徒C
「良い営業マンになりたいんですが。何かコツはありますか。」
理事長
「車や生命保険のトップセールスマンは共通して同じことを言っていた。それはものを売ろうとしないことだ。相手を思いやり、自分には何ができるかを考え行動する。そうすると自然とものは売れていく。」
生徒D
「外国で働きたいのですが、価値観が違う中で生きることは大変ですか。」
理事長
「大変だ。ただ、人種や国籍で人を判断してはいけない。日本人の中で考えても様々な価値観を持った人いる。つまり、人種・国籍で考えるのではなく誰とでも1人の人間として真摯に向き合うことが大切だ。」
生徒E
「信頼を置いている人はどんな人ですか。」
理事長
「言動が一致している人に尽きる。真剣に向き合った人間が多ければ多いほど人を見極める力はつく。」
実体験にもとづく理事長の言葉に聞き入っていた生徒たち。卒業後、今日の講座で聞いた言葉を胸に、それぞれが新たな環境で活躍してくれることでしょう。