レポート
REPORT
2014/04/12
- 郁文館中学校
- 夢教育推進部
ヤングアメリカンズ アウトリーチプログラム開催!
昨年度に続き、4月1日~2日にヤングアメリカンズ(YA)アウトリーチ・プログラムを本校で実施しました。45名のYAキャストをお迎えし、中学2年生全員とその他学年の有志、合計170名の生徒たちがYAキャストと共に、たった2日間で感動的なショーを作り上げました。
ヤングアメリカンズ(YA)とは、アメリカの非営利教育団体で、メンバーは若いシンガーやダンサーたちです。YAの卒業生には、ブロードウェイなどで活躍しているプロが多数おり、彼らは「スターの卵」たちです。そんなヤングアメリカンズと、本校の全中学2年生・有志生徒とが一緒に、わずか2日間でエンターテイメント・ショーを作り上げるプログラムです。
たった2日間で、数多くのダンス、英語の歌を覚え、披露します。一見、「できない」と思ってしまいそうな課題に挑戦することで、今まで気づかなかった、「新しいジブン」を発見するのです。外国からやってきたYAキャストと郁文館の仲間達と一生懸命に作り上げたショー終了後の達成感は、言葉では言い表せません。
4月1日の出会いから、ヤングアメリカンズの英語に片言の日本語を交えながらのレッスンを経て、たった2日間でショーを完成させました。ワークショップ中は、英語の指示に戸惑うこともありましたが、YAキャストの皆さんに励まされながら、少しずつできるようになりました。
YAの魅せる「本物」に触れながら、子どもたちは自分の思いを表現することへの自信をつけていきます。そして、個性の違いを認め合い、自分ができること、自分にしかできないことに気づき始めます。
総勢200名を超えるキャストひとり一人の個性が融合し、感動を生む、一大ミュージカルを作り上げることを実体験するのです。多少英語が通じなくても、一生懸命にコミュニケーションをとろうとする子どもたちの姿が印象的です。英語や外国に対する興味・関心も自然に高まります。
たくさんの保護者の方をお迎えして、いよいよ本番の始まりです! 2日間、精一杯がんばった練習の成果を披露します!! 参加した子どもたちは、みんなとてもよい顔をしていました。 子どもたちが精一杯に作り上げたショーは本当に素晴らしいものでした。 ご観覧いただいた保護者の皆さまの中には、涙を流される方もいらっしゃるほどでした。 YAキャストの45名は期間中、全員が本校生徒のお宅にホームステイをしました。 涙ナミダのお別れのシーンです。また来年も会おうね! ホストファミリーを経験した子どもたちは、プログラムよりも更に深い国際交流を経験することができました。外国の方と一つ屋根の下で生活をする経験はなかなかできることではありません。国境を越えて一生の仲間ができました。 YAプログラムの2日間を通して、最も印象敵だったのは、やはり子どもたちの笑顔と真剣な眼差しです。参加者全員が本当によい顔をしていました。 普段は人前で話すことが苦手な生徒が自ら積極的にコミュニケーションをとっている姿はグッとくるものがありました。プログラム参加生徒たちは、このかけがえのない経験で、「新しいジブン」を発見することができました。外国の方々と協力し、ひとつの芸術を完成させるという大きなチャレンジを達成しました。 この極めて大きな成功体験は、子どもたちの夢実現への大きな推進力となることでしょう。
このプログラムの目的は、歌やダンス、英会話を上達させることではありません。みんなで1つのショーを作り上げるというチャレンジの中で、YAの音楽と子どもたちに対する愛と情熱に触れることで、子どもたちは自分の殻を破っていきます。