レポート
REPORT
2014/05/20
- 国際交流センター
ハワイ研修レポート 4日目~最終日
3月24日から30日まで実施されたハワイ研修4日目から最終日までのレポートです。
4日目
①「Lab school」訪問〜現地の高校生と交流しよう!〜
②「ハワイ大学 医学部」訪問 〜ハワイの大学・最先端医療技術に触れる〜
③「ホノルルでショッピング」
④講話「日本とアメリカの医療・文化の違い」クイーンズホスピタル 野木医師
⑤最終日スピーチに向けて 「暗唱大会 後半戦」
現地の人々と交流し、最先端医療教育に触れた4日目。
現地高校の日本語の授業に参加し、日本人が英語で、アメリカ人は日本語で互いに紹介しあったり、日本やハワイの遊びをしたりして、「ずっとここにいたい!」と訴えるほど生徒たちは楽しんでいました。
ハワイ大学では脈拍や呼吸、皮膚の肌触りまで再現したマネキンを使って心臓マッサージや人工呼吸などの蘇生法を実践しました。生徒たちは最新医療教育に終始魅せられ、より医療への関心を深めていました。
ショッピングでは生徒たちは英語で道を尋ねたり、夕食のオーダーをしたりとこれまで高めたスピーキング能力を活かし、現地の方々と交流していました。
夜にはクイーンズホスピタルの野木医師から講話をして頂き、日本の医師国家試験にはないアメリカの実技試験や、海外大学における授業を実際にやって頂くなど野木先生ならではの情報をお話しして頂きました。いよいよ明日に迫った英語スピーチの英文を暗記。中には昨日の英文とあわせて300語以上の英文を暗記した生徒もいました!
現地の高校生たちと楽しく、有意義な交流ができました
1体1000万円以上する医療研修用のマネキンで人工蘇生を実践しました
1日目にもお世話になった野木医師の講演の様子
5日目【プログラム最終日】
①授業「メディカルイングリッシュ 第3回 『医療英語を使ってみよう』」ティム先生
②授業「アメリカンカルチャー 第3回『アメリカのポップス音楽』」カブラル先生
③スピーチ大会
④閉校式
⑤ホノルルビーチで海水浴
医療英語を使った寸劇やアメリカのポップス音楽に関する議論、そして人生最長の英語スピーチに挑戦した5日目。
授業では今までに習った医療英語で寸劇を発表しあったり、アメリカのポップスを歌いながら踊ったりと頭と身体を使い全3回の授業を終えた生徒たち。ティム先生・カブラル先生は「君たちにまだ授業をしたい、本当だよ!」というありがたい言葉を頂きました。
そして午後には、いよいよスピーチ大会!手足が震えるくらいに緊張して文がとんでしまう生徒、生き生きと努力の成果を発揮しスラスラ話す生徒、スピーチが終わった後の教授陣からの質問に眉間にしわを寄せてなんとか答えようとする生徒など英語力だけでなく、それぞれの人間性も出たスピーチは教授陣の「5日間でよくここまで仕上げた!」という賞賛の言葉と共に大成功のうちに終了しました。
そして、いよいよ閉校式。生徒たちは賞状とハワイの伝統的な装飾品である黒い玉のネックレスを授与され、達成感と充実感に満たされていました。吉川学長からの「帰国してから君たちは何をするか考えなければならない。この経験を活かさなければいけない。」という熱いメッセージを頂き、生徒たちは毎日つけていた日誌の最終ページに研修の総括をノート2ページ以上にわたり
書き綴っておりました。
医者役と患者役にわかれて学習した医療英語を使いスキットを行いました 最後の授業を終えてカブラル先生と1枚
緊張しつつも、生徒たちは練習の成果を見せ、堂々とスピーチしていました
生徒たちは今回の研修で英語や異国の文化、そして異国の人々との濃密な時間を過ごしました。その中で何度も挑戦し、失敗し、そして成功も経験することができました。これらは自分自身の弱さや甘えと向き合わざるを得ないこの研修の醍醐味だと思います。生徒たちが最後の総括には「ここまで自分が楽しめるとは思っていなかった」「来る前は消極的だったが、何度も英語と向き合う機会を与えられ、最後には積極的になれている自分がいた」などポジティブな感想ばかりを綴っていたのは何より嬉しいことでした。研修後のアンケートでも「参加してとてもよかった」が100%だったのは言うまでもありません。この数値が生徒たちの充実度を鮮明に表していると思います。帰国後もこの経験を活かし、英語だけでなく様々なことに挑戦し、一人ひとりの今後の人生につなげてほしいと願います。