レポート
REPORT
2014/07/06
- 学校教育相談室
第1回 ピア・サポート委員会活動報告
郁文館では定期的に放課後の時間を使って、本校スクールカウンセラーによる生徒向けの研修を行っています。写真は5月末に行われた研修の様子です。
今回の研修はピア・サポート委員を対象に、スクールカウンセラーによる「ピア・サポート活動について考えよう」をテーマで行いました。研修の主なねらいは、今年度のピア・サポート活動に向けて、①ピア・サポートとは何かを知る、郁文館でのピア・サポート委員の目的・活動を知る、②他校のピア・サポートで実際に行われている例を知る、③ピア・サポート委員としてやってみたいことを考えるという3点でした。
研修中は、今後のピア・サポーターとしての行動について学年を超えて意見を共有しました。研修中に委員のメンバーが書いてくれたワークシートからは、ピア・サポート委員に入った動機の多くが「いじめを少しでもなくせると思ったから」といじめ撲滅を意識したものであることがわかりました。また、「少しでも多く誰かの役に立つため」と書いた生徒もおり、誰かの役に立つ活動をしたいという思いで参加してくれていることがわかりました。実際に自分にできそうなこととして、「友達に優しく接する」「友達の相談にのる」「積極的に皆に声をかける」「誰に対しても平等に接する」などが生徒から挙がりました。
研修後に生徒に実施したアンケートでは、97%の生徒が「興味を持って研修を受けた」「研修内容は理解できた」と答え、87%の生徒が「自分なりのピア・サポート活動を考えられた」と答えました。
また、「中学生・高校生の意見を多数聞けたので、参考にしていきたい」「具体的に何をすれば良いのかはまだよくわからないけれど、今日色々なことを知ることができて良かった」など、ピア・サポート委員としての活動が明確になったという意見が多数見られました。
研修後には、4月に行われたブルーリボン運動のアンケート結果をみんなでまとめました。
次回は6月26日(木)に、上手な話の聴き方について研修を行います。今後も、生徒同士のやりとりを大切にし、自主的な雰囲気の中でプログラムを行っていきます。