レポート

REPORT

2014/07/08

  • 学校教育相談室

第2回 ピア・サポート委員会活動報告

 

 6月26日(木)にピア・サポート委員を対象として、スクールカウンセラーによる「上手な話の聴き方」をテーマとした研修会を行いました。

研修の主なねらいは、①ピア・サポート委員として悩んでいる人の助けをするときに、「気持ちを読み取る」「関心をもって話を聴く」ことが重要であることを知る、②上手な話の聴き方のポイントを知る、という3点でした。

 

研修中は、まず「気持ちを読み取る」体験をするために、自分の背中に貼られた感情を表す言葉を、お互いに言葉を使わずに表現し、同じ感情同士で集まるワークを行いました。それぞれに感情を表すジェスチャーを工夫していました。

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次に、無関心な話の聴き方のロールプレイをカウンセラーが示し、それを教訓にして、自分なりのよい話の聴き方を行ってもらいました。生徒からは、「うなずき」「相づち」「笑顔」などが大事なポイントとしてあげられました。最後に「関心を示す話の聴き方」として、5つのポイントを示しました。

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生徒に研修後に実施したアンケートでは、参加した全ての生徒が「興味を持って研修を受けた」「研修内容は理解できた」「日常生活で使ってみたい」と答えました。自由記述欄には、「友達の相談に乗るときは、5つのポイントを使えるようにする」「話を聞くとき、相手の目をよく見て(お互いに)あいづちをうつのがいいなと思った」「話の聴き方はとても大切だなと思った」など、話の聴き方の重要性に改めて気づき、5つのポイントを活かして友達の役に立ちたい、という意見が見られました。

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次回は929日(月)に、「いじめをなくすためにできること」について研修を行う予定です。今後も、生徒同士のやりとりを大切にし、自主的な雰囲気の中で研修を行っていきます。