郁文館のSDGs教育
郁文館のマナビ
SDGs(エスディージーズ)
とは?
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字を取ってSDGsと呼ばれています。
2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,最近では、海洋プラスチック問題の解決の為、ゴミ袋の有料化やプラスチックストローの廃止など日常生活にもかかわる取り組みが世界中でおこなわれており、日本でも多くの企業・団体・教育の現場でも取り組みが進められています。
NO.1 IN SDGs EDUCATION IN JAPAN SDGs教育日本一を目指して
今の子どもたちが社会の中心となり活躍する20〜30年後の世界・社会では、SDGsの取り組みに全く関わりを持たない職業や企業は全くないと言っても過言ではありません。SDGsを学ぶことは「生きる力を育むこと」そして、SDGs教育とは、「未来の地球人を創る教育」であると考えています。全教科・カリキュラム・学校行事などあらゆる行動をSDGs17項目と紐づけ、学ぶ目的を明確にし、問題意識と解決に向けた意欲を醸成させます。「出来ることから」「身近なことから」をテーマに地に足のついた実践型 SDGs 教育で日本一の学校を目指します。
郁文館夢学園が目指す「日本一 4つの定義」
定義
日本で一番、生徒がSDGsを学び、体感できる環境が提供できていること
定義
日本で一番、教職員がSDGsを意識し、体現できる制度及び職場環境があること
定義
日本で一番、地球環境にやさしい学校運営ができていること
定義
日本で一番、SDGsに関心と知識を持ち、自ら行動に移すことができる人材を輩出する中学・高校であること
郁文館の取り組み紹介
SDGsコーナーの設置
校舎内の各所に「環境」「健康・福祉」など、SDGsの目標をテーマ別にまとめた展示ブースを設置しています。「発展途上国の子どもたち支援」「気候変動」などをテーマに、生徒たちにとって身近な取り組みを紹介し、常にSDGsと触れる環境をつくり出すことで、SDGsに向けた意識を高めています。
SDGs weekの実施
国連のGlobal Goals Weekに合わせて、郁文館でもSDGsについて改めて意識し、考えるSDGs weekに取り組んでいます。たとえば、学食では、環境にやさしい大豆ミートを使用した「大豆バーグ」の提供などを実施。食育を通して、環境問題への関心を高めています。
すべての学びをSDGsに繋げる
郁文館では、各教科の授業内容をSDGsと関連づけて学べるようにシラバスを作成しています。SDGsを通して社会と繋がる様々なことを学ぶ生徒たちは、SDGsの実現に貢献できる力を身に付けながら、社会問題を考えるきっかけに触れることで、何のために学ぶのかという学びの意義への理解を深めます。
郁文館は風車の力で『RE100』を達成!
『RE100』とは、事業活動によって生じる環境負荷を低減させるために事業運営に必要なエネルギーを100%再生エネルギーで賄う取り組みです。私たちが目指す『RE100』は、生徒たちへの教育の要素も取り入れることにこだわりました。それは、どこで、どんな方法でその再生エネルギーが作られているのか。それを「見える化」することで、より「自分事化」させることです。今回、ワタミ株式会社が所有する秋田県にある風車「風民」から電力を供給してもらうことにより、風車の電力で100%運営できる学校をつくり上げることができました。
バングラデシュ姉妹校でも
生徒たちがSDGs活動を実践
バングラデシュの子どもたちに「夢を持たせ、夢を追わせ、夢を叶えさせる」ことを目指し、2013年に開校した「ナラヤンクル ドリーム モデル スクール&カレッジ」。日本で取り組んでいる夢教育をバングラデシュでも導入し、子どもたちに質の高い教育を提供しています。また、郁文館の生徒たちと共に国境を超えたSDGs活動にも取り組んでいます。
中高時代の夢を刻む「夢ボード」
郁文館夢学園の生徒は間伐材から制作した「夢ボード」を各自の机に設置し、活用しています。「夢ボード」の裏側には中学1年次から高校3年次までの「夢」と「目標」を刻む場所があり、生徒は自身で刻んだ夢を日々確認しながら、中学・高校の学校生活を過ごすことができます。
貧困をなくそう
「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」
経済大国の日本に住む私たちは発展途上国の現状を知っているようで実はあまり知りません。郁文館では、カンボジア研修やアフリカ研修などの発展途上国ボランティア研修を通じ、それぞれの国の人々と直接交流し、まずは現実と向き合い、その上で自分たちが出来ること、すべきことを考えるきっかけを与えます。
質の高い教育をみんなに
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
バングラデシュの識字率はここ数年で72%まで上昇しましたが、現状はお店で領収書を頼むと字が書けない為、お客さんに書いて頂いている現場をよく目にします。そんなバングラデシュに郁文館の姉妹校が2校(Narayankul Dream Model School & CollegeとJapan International Dream School)ございます。その姉妹校では、郁文館と同じ夢教育を行なっており、生徒全員が夢手帳を活用しています。また、郁文館の生徒とも交流を行ない、世界中の色々な価値観を共有し合い日々学んでおります。
住み続けられる
まちづくりを
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
東京で学ぶことのできない地域特有の問題が日本各地にあり郁文館高校のPBLツアー(Problem/Project Based Leaning Tour:郁文館独自の研修旅行)では日本各地に赴きます。行き先は財政破綻から再建を目指す北海道【夕張】・東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県【陸前高田】・『6次産業化』に取り組む大分県【臼杵】など現地の取り組み【生きた情報】を基に次世代を担う若者の視点から地域に目指した課題解決を提案します。
海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
海洋資源が豊かであるといわれる日本ですが、近年では海洋プラスティックゴミ問題などで海の生態系に悪影響を及ぼしていると言われています。郁文館では、修学旅行やPBLツアー(Problem/Project Based Leaning Tour:郁文館独自の研修旅行)を通じて、自然保護や生態系調査などを学びます。また自分たちでできる活動として、SDGsWeekにおけるビニール袋校内持ち込みゼロ運動やプラスチックストローに代わるアイデアを提案。身近な活動を通じて水産大国の将来の在り方を考えます。
陸の豊かさも守ろう
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
郁文館では、⻑野県東御市と千葉県山武市で農林業実習を行なっており、農業では「農業の知識と理解を深め、持続可能な社会の実現に向けすべきことは何か考える」、林業では、「森林についての知識を深め、人と森林の関係について考える」をテーマにし、畑や森林の生態系を知り、生物多様性の大切さ、自然環境の大切さを学んでいます。